Department of Nuclear Engineering and Management FUJII-KOMIYAMA Laboratory     Graduate School of Engineering                                            University of Tokyo
研究室概要

  • 藤井研究室では、数理計画法や確率統計手法などのシステム工学的手法を用いて、エネルギー・環境・経済システムに関連する諸課題の分析や、関連政策・技術開発の評価を行っています。

  • 本研究室が専門領域とするシステム工学は、数学的な手法により、主に人工的な事象を相手にする学問であるため、物理学や化学などのいわゆる純粋科学にはその基盤を持っていません。従来的な見方をするとある意味で、とてもあやふやな学問といえます。そのためシステム工学を志す人は、技術的・手法的な観点からの問題意識のみならず、自分の仕事の目的やその社会的意義などについても、しばしば考える必要があります。

  • 今後100年間の世界のエネルギー環境問題や、未来社会の制度やシステム等を対象にするため、経済学などの工学以外の学問分野への興味と、異国の遠い将来をも慮れる想像力が必要となります。

  • なお、研究のための具体的作業は、大量のデータ(例えば、国際エネルギー統計、経済統計)の収集整理や、大規模なプログラム(例えば、線形計画法などの数理計画プログラムや、学習機能付きマルチエージェントシステムなどシミュレーションプログラム)の作成が中心となります。

  • 少人数のグループ別の会合を通して、きめの細かい教育・研究指導を心がけています。

  • 国内外での学会等での発表、論文誌への投稿などは積極的に行なっていきたいと思います。研究テーマは、研究室独自のものもありますが、外部の各種機関との共同で進めているものもあります。